大雨の後にマダイが釣れない!

海釣りの場合魚は海、海水に生息していますが、雨が降ったり、河口付近や川の流れの影響を受けるところなどでは塩分濃度が変わると思います。塩分濃度が魚に与える影響について釣りに関係があるでしょうか?



塩分濃度に関しては魚は敏感な魚とそうでない魚に大きく分かれます。

魚自体の生息域を考えると、純淡水域、汽水域、海水域に分けられますが、魚の体の中の血液の塩分濃度は0.9%で、地球上の生物の大半が0.9%前後の塩分濃度だそうです。海水の塩分濃度はおおよそ3%になりますから、浸透圧の関係上、水分は塩分濃度の高いほうに移動しますから、海の魚は海水を取りこむことで体内の水分が不足することになります。魚も体内の水分不足を補うため海水を取り込み、体内の塩類細胞で塩分を分離し水分を補給しているのです。


この浸透圧の調整が可能な魚がチヌやスズキなどで、雨が降ったり川の流れの影響を受ける湾内でも普通に生息することが出来ます。


マダイ、タコは浸透圧の調整があまり得意ではないようで、塩分濃度に敏感なため、生息し易い塩分濃度の場所を移動しているようです。

大雨や川の流れによって塩分濃度が変わると、魚の生息域が変わると言うことで釣りにも影響しそうですね。


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