ラインの太さ号数の基準は?

ライン、道糸、リーダー、テーパー等いろいろな呼称があるラインですが、ラインの太さも号数、lb(ポンド)と有りますが、メーカーによっては同じ号数でも太さが違うような気がすることが有りませんか?


メーカーによる基準が違うのか、号数とポンド数の対応がメーカーで違うのか?ちょっと調べてみました。


もともとはテグス(天蚕糸)の重さから来ているもので尺貫法に基づいた基準として日本で使われていたものです。

天蚕糸=蚕から取れる絹糸でその時の流通の基準が5尺だったことから、5尺の長さで1分の重さ、1厘の重さ、5毛の重さで取引されていたらしい。

この時、同じ長さで重さが違うことから糸自体の太さがおおよそ決まり、そこから1厘、5尺の太さが1号と決まったそうです。

1厘、5尺の太さ=0.165mm=1号天蚕糸は天然のものですから、これも工業製品のように決まった太さではなくあくまでも基準値と言うものでした。


もともと単位重量当たりの太さから、基準値を決めた日本に対し、海外のラインの太さは”強度テストの結果”から来た太さで1ポンドの引っ張り強度で切れた糸は1lb(ポンド)と、以下にも欧米らしい
わかりやすいやり方で太さを割り出したようです。

ただこの強度の測り方も単純な引っ張り強度から、特定の結び目を作った『結束強度』によるポンド表記もあったりといろいろ有るようです。

結論から言うと、同じ号数でも太さは違うと言うことになりそうですね。

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