磯のグレ釣りの仕掛けで道糸がナイロン、リーダーがフロロと言う組み合わせが一般的な組み合わせのようです。
なぜ、磯のグレ釣りで道糸としてPEラインがあまり使われていないのでしょうか?使われないわけを考えてみました。
PEラインの特性として引っ張り強度が強く同じ直径のナイロンラインと比べるとはるかに強い。
ライン自体が軽く細いので遠投に有利。
ラインが傷つきやすくこすれに弱い。
伸びが無いためダイレクト感が強い。
リーダとの結びが難しい、手間がかかる。
磯のグレ釣りでは根ズレに対する対策が必ず必要です。
そのためにフロロのリーダーを付けていますが、まれに道糸のところでこすれてしまうとナイロンラインならボロボロになりながらも、PEラインなら切れてしまうでしょう。
また、遠投の必要性が無いことも大きな理由でしょう。
磯のグレ釣りは大物であれば冬がシーズンになりますが、冬は季節風の影響で風が強いのですが、PEラインは細くしなやかなため、風によりガイドへの巻きつきトラブル、仕掛けが風や波の影響でポイントまでうまく流れない、といった影響が大きいため、磯のグレ釣りではあまりPEラインは使われないようです。
また、仕掛け全体の強度を考慮した時、伸びの少ないPEラインに合わせた針素設定などが必要になり、PEラインのダイレクトな合わせでハリスとリーダーの結び目(チモト)で切れてしまうこともあるようです。
磯のグレ釣りでPEラインを使うのはかなり特殊な釣り場、釣り方が必要な時のようです。
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